まさか、ここが故障するとは・・・

 

 

 

 

 

運転席パワーウィンドウ

 

 

 

 

 

 

 

スイッチを交換しよう!

 

 

 

 

 

 

*消えた『AUTO』の文字も復活。嬉しい誤算♪

 

     

 ある日、自宅にいると父親から電話が掛かってきまして、

 

今、車庫にいるんだけど窓が動かなくなった。すぐ来てくれ!(T△T)うぅ 

 

 とのこと。

 で、すぐに車庫へ行くと、運転席パワーウィンドウスイッチの運転席窓スイッチが押されたままの状態で固着して、動かなくなっておりました。

 早速スイッチ本体を外して、原因究明をすることに。

 

 スイッチの状態ですが、↑でも書きました通り

 

 

 スイッチが戻らない状態になっております。

 単純に考えると、中で何かに引っかかっているんでしょうね。

 

 分解作業に入りますが、まずウィンドウロックボタンを外します。

 

 

 

 精密ドライバーのマイナスなどでこじってやると、簡単に外れます。

 

 次に、本体を裏返すとビスが3本ありますので、

 

 

 

 外したら、あとはパネルを持ち上げると基盤とご対面できます。

 

 で、基盤もゆっくりと持ち上げて、

 

 

 

 基盤の表面を見てみますと・・・

 

(・。・;) あら、何かがくっついてるわね・・・(汗)

 

 このくっついている部品を見てみましたら、左側に破断面を確認。

 

 

 

 推測するに、おそらく左右対称の構造ですから、この部品が破損したことが原因でスイッチが故障したことは間違いないと確信しました。

 

 ところで、破断面から先の部分はどこにあるのかしら??と思って探してみたところ、スイッチの裏側を見てみましたら・・・

 

 

 

 破断先の部品らしきものが挟まっているのを発見(

 取り除いて、破断面と一致するか調べてみましたら・・・

 

(T▽T) 見事に一致・・・

 

 コイツがここに挟まっていたので、スイッチが固着しちゃってたわけなんですね〜。

 すぐにコイツを取り除いたら、やっぱりスイッチは動きました。

 ただし、スイッチに弾力が無くなりましてね・・・。

 

 今回破損したこの赤色の部品は、スイッチの動きに弾力を与えるバネの役割を持った部品だったようです。

 ここの部品は、やっぱりプラスティックで作っちゃダメですよねー(^^;)

 疲労が来るに決まってます。

 

 実際、インターネットで調べると同時期のスズキ車のパワーウィンドウスイッチは、同じ理由で故障することが多いようです。

 

 ということで、早速スイッチの修理をしようと思ったのですがこの部品だけ入手することは不可能なので、中古のパワーウィンドウスイッチを入手することに決定。

 で、いろいろと探しましたが、部品確保は難航しました。

 なぜかというと、うちのエブリイはDA52V型のバングレード

 パワーウィンドウは前席の2席分しかない仕様なんです。

 バングレードでパワーウィンドウを装着しているのは、上級グレードのJOINシリーズだけでして、エブリイバンは車の性格ゆえ手動ウィンドウの車両が多く、解体屋さんでもエブリイバンはあっても手動ハンドル車しかないんですよね・・・。

 

 で、一生懸命探すこと2週間、やっととある解体屋さんで部品があるとのことで無事にゲット♪

 

 

 価格は5250円でしたが、インターネットで調べると中古の相場は6000円〜7500円ぐらいですので、まあまあいい価格でゲットできたと思います。

 

 それにしても今回驚いたことは、部品に貼ってあったラベルを見てみたら、ドナーとなった車がなんと・・・

 

(・0・) DA32ということは、エブリイプラスじゃん!

 

 これはビックリしました。

 エブリイプラスとは、うちと同じDA52型のエブリイのワゴンをベースにし、1300ccのエンジンを載せて7人乗りにしたコンパクト1BOXカーなんですが、

 

*エブリイプラス。フロントを少し延ばしていますが、内外装は軽自動車のエブリイと同じ。

 

 ワゴンベースで造られているので、パワーウィンドウは4席とも付いているはず・・・。

 なのになぜ??と思って調べたら、あることが分かりました。

 

 このエブリイプラスは、登場した1999年6月から12月までの約半年間、バンと同じ前席パワーウィンドウ車だったのです!

 まさかの大発見でした。

 半年後に全席パワーウィンドウ車に変更するぐらいなら、最初からそうしておけばいいのにね(

 でも、そのおかげでスイッチが入手できたわけですから、本当にありがたや〜( ̄人 ̄)

 その他にも、品番が同じであればアルトの3ドア車やジムニーあたりのも使えるようですよ。

 

 さて、それでは装着作業を開始♪

 交換は至って簡単で、まずドア内張りの左隅の裏側にクリップが1つありますので、

 

 

 コイツを外してやれば、腕が入る空間が出来ます。

 

 そこから腕を突っ込んで、パワーウィンドウスイッチの最後部にあるクリップを押しながら前方にスライドさせ、

 

 

 上に上げてやるとポコッと外れます。

 工具無しでやれますから、非常に簡単ですね(^v^)

 

 で、恒例の部品の比較ですが・・・

 

 

 

 やはり、品番は同じ37990−81A0でした。

 

 あとは、コネクターを繋げて元に戻せば作業完了♪

 

 

 

 動きも全く問題なく、ちゃんと使えるようになりました♪

 完全に消えていたAUTOの文字も、再び復活してこれは嬉しい誤算(

 スズキさん、もっと耐久性を考えた部品作りをしてね♪

 

(^v^)  コストダウンはイヤよ♪